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青パーカーの書き散らし

旅の合言葉は「宗谷岬でまた会おう」。旅の記憶と、知識の記録。

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カブC50E系の純正流用FI化#6 (トラシュー:エンジンが吹けない)

お役立ち お役立ち-C50E純正流用FI化 tag tag-05:CL50_RedMonaka

前回: カブC50E系の純正流用FI化#5 (エンジン始動)

前回までで一旦完成したスーパーカブの純正流用インジェクション化。
前に進む状態にはなりましたが、40km/hほどしか出ないため原因究明します。

事象:エンジンが吹けない

40km/hしか出ないのはアクセル全開にしても5000回転くらいで頭打ちしてエンジンが吹けないためです。
調査してみると、IG-ON直後は問題なく吹け上がりFI警告パターン41が点灯するようになると駄目になります。
よって、原因はこのFI警告パターン41と推定します。

補足 FIスーパーカブのECUにはOBD=オンボードダイアグノーシス(自己診断)が搭載されています。 車のようにリッパなものではありませんが、このようにFI警告灯の点灯パターンをサービスマニュアルで照合することで内容が判ります。 同じHondaの二輪車でも、車種・年式によってパターンが異なる場合があるため、必ず自車両に適合したサービスマニュアルが必要です。

リトルカブFI サービスマニュアル FI警告灯パターン(故障診断コード一覧)

この41の点灯パターンですが、リトルカブFIのサービスマニュアルで調査するとギアポジション警告灯であることが分かります。

マニュアルによると、故障原因は以下のとおりです。

  • ギアポジションスイッチのカプラのハズレ
  • ギアポジションスイッチ回路の断線
  • ギヤポジションスイッチの不良

心当たりがあったのは、めんどくさくて外してあったニュートラルポジションスイッチ。
なのでニュートラルポジションスイッチを配線してみて、サービスチェックカプラー(SCS)から故障診断コードを削除してみましたが変わらず41のパターンが点灯します。

サービスチェックカプラーによるDTC消去は以下の手順です。 青色-緑/黒色を短絡させた状態でIG-ONし、FI警告灯がDTC消去パターンを点灯させたら5秒以内にキル。

そこで配線図を見直してみると、どうもTOP(4速)のセンサーラインがECUへ入っています。
OD表示灯が付いていると思っていたんですが、FIリトルカブには付いていないみたいです。

凡例:

  • 若葉/黒: TOP
  • 緑/橙: シグナルグランド
  • 若葉/赤: ニュートラル

TOPのセンサーは導通することでGNDに落ちる=負論理になっていることから、開放状態なら12Vが直接ECUの入力になっていると想定されます。
そして、上の回路図を見ると、何故かギアポジションスイッチはブラックボックスになっていて、5Vのシグナルグランドもここに落ちています。

もうワケがわからないままTOPの若葉/黒をGNDに落としてみたら、41の警告灯が消えてしまいました。
この状態で若葉/赤=ニュートラルを開放すると警告灯は点灯しないので、このTOPのセンサーが曲者みたいです。

詳しい動作原理が不明なまま動いてしまって気持ち悪いですが、41の警告灯が消えてからは水を得た魚のように9500rpmまで吹け上がるようになりました。

ECUは常時4速に入っていると認識した状態ですが…。

次回: カブC50E系の純正流用FI化#7 (セッティング/FI変換アダプタ)



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